実家に行くたびにゴミが増えていくのを気にしていましたが、とうとう生活スペースまでゴミが侵食してきたのを見てみぬフリできずにゴミの片付けをすることにしました。すでに実家を出ていた私が手を出そうとすると、家族はちょっと嫌な顔をします。ですがやはり実家が汚いのをほっておけないのが、子の心です。実は変なにおいもしているのですが、住んでいる人は感覚が鈍くなっているのか気付きません。片付けを始めたら1時間くらいで手が真黒になってしまいました。何を触ったのかな?というほどです。慌てて軍手とマスクをつけて再度片付けをしていくと、スムーズに作業がはかどりました。しまいこんであるものの多くは「不用品」なのです。ですからひたすら、分別してゴミ袋に詰めるだけの作業を繰り返していました。その作業の間、誰かが「お疲れ様」とお茶を出してくれるわけではなく、完全にボランティアの作業です。週に1回、1時間かけて実家の片付けを半日行い、子どもが幼稚園の迎えの時間まで作業をすることを3ヶ月ほど繰り返しました。その頃には家族自身も片付けようという気持ちになってくれたため作業もスムーズになりました。大型の家具を捨てやすいように壊したり、面白い作業もありましたが、本当にゴミは溜め込まずにこまめに処分するべきだなと実感させられました。
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