「私も1人部屋が欲しい!!」

中学生になる娘がそう言ったのは中学の入学式が終わって直ぐでした。

それまで2歳年下の妹と同じ部屋だったのですが、周りの友達が自室を持っていることや、友達を招けないと言うので物置と化していた部屋を片づけることになりました。

新居を建てて7年、実は1度も粗大ごみを出したことがなかった私は、なんの計画も立てずに急かされるまま掃除を始めてしまったのです。

娘は初めて「自分の部屋」が出来る喜びで、要らないものを考えもせずごみ袋の中へ。

以前私が使っていた机や、ベビーベッド

それから娘達が使っていた2段ベッド

知人に譲ってもらったのですが、この機会に新しくしようと解体。

全て庭に置いて、せっせと片づけに励んで5時間後。

物置だった部屋は何も無い状態になり、私もスッキリした気分になりました。

夫と娘達はベッドを買いに外へ出て、残された私はようやく庭の惨劇に気付きました。

知らぬ間に夫の不用品まで増えていて、ガックリうなだれた私に更なる悲劇が・・・。

雨です。

ブルーシートがあったのは幸いだったのですが、作業は進まず。

娘が適当に詰めたごみを改めて分別し、夫の不用品も分け、この作業だけで3時間。

日も暮れ始め、ホッと一息吐いたところで気付きました。

粗大ごみの出し方です。

役所に電話すれば取りに来てくれるとは聞いていましたが、詳しく知らず、翌日の月曜日に連絡をすると、「次の回収は10日後になります」と言うのです。

しかもその週は雨が続く予報・・・。

私は10日間、庭を見るだけで憂鬱な気持ちになりました。

粗大ごみはびしょ濡れ。

ガーデニングが趣味の私にはとても耐えられず、元気も出ず欝々としていましたが、お友達と楽しそうに遊ぶ娘を見て何も言えず・・・。

地域の粗大ごみの収集情報。

しっかりしておけば良かったと思いました。

以降、ごみの分別などの情報には詳しくなり、周りの役には立っていますが、やはり片づけは計画的に行なったほうがストレスにはなりませんね。